サヨナラノ…
今日、映画観てきました。
もう…もうね…何も、何をどういったらいいか分からない。
何より河森正治監督に馬鹿野郎!!…を叫びたい。
今から28年前、
私は超時空要塞マクロスという作品のミンメイという女の子が大好きで、
子供ながらに彼女の生き方を、恋を必死に応援していました。
けれど、その思いは遂げられなかった。
それは、私にマクロスという作品へのトラウマと、今、私が曲がりなりにも物を描く…
…という仕事に携わる根底に物凄い影響を与えているのだと感じています。
そして、26年経った時にホントに偶然からマクロスFの第一話目の放送を仕事しながら目にしました。その時はまさか、またこんなに同人誌まで描くほどにハマッて、
あげくに四半世紀前と同等以上のこんな思いをさせられるとは思ってもいなかった。
ランカ・リーという少女を最初はなんとなく見ていたのが、
どうしてもほおって置けなくてアルト少年との恋を応援してあげたくなった。
テレビ版はね、最初に出会って、守ってやりたいとおもって
シェリルという存在と色々あったけれど、
やはりランカとの物語だと思ってその思いを想像して、描く事が出来ました。
だって、最終的に、早乙女アルトが命の限りに叫んだ名前は「ランカ」で、
それは、シェリルとの間にはどんなに”恋人ごっこ”を演じても作れなかった
『想い』だと感じたから。
けれど、今回は…
河森監督は全てを書き換えてしまった。
アルトと最初に出会ったのがシェリル…と後付で印象的に出して、
あのときから好きでした…と。
ランカの立位置とシェリルの立ち位置を入れ替わらせて
主人公をミシェルと入れ替わらせて、
新作ってそういうものですか?
ライブシーンは綺麗だったね。
戦闘シーンも、迫力があって、絵は確かにすごく綺麗だった。
でも、肝心の物語は?
人間の心の物語に関してはご都合主義ですか?
ランカを第二のリン・ミンメイにする必要があったんですか?
これからの想像の余地を全くなくしてしまうほどにランカの恋をぶち破っておいて、
ランカは世界を守るいい子で、
恋敵のシェリルを生き延びさせる為に振られた後も血を分け与えるけなげな歌姫
…そんな物語が見たかったのではありません。
そんなご都合主義の改変の映画なんか観たくも無かった。
実のところ、どうしたらいいのか分かりません。
何回も見たくなんかない。
…今日は、本気でうちひしがれちゃった。
そんな気力があるか分からないけど、もし最後にマクロスを同人誌で出すことがあるなら
ランカハッピーエンド版を…。
誰かが描いてくれたら読み見たいのですが。
ただ、暫くはマクロスという作品に触れるのがつらくてたまりませんです。
歌も聴いたら泣いちゃう。
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コメント
Tomoeさん>>
書き込みありがとうございます。
本当に…こんな映画ならいらない!…というご都合主義の
話でしたね。
前半のアルト=ランカのつながりはまるっと無視して
過去の…しかも”今まですっかり忘れてた”一瞬の出会いを思い出して>>愛して…の流れ(^^+)
悔しさを通り越して虚しさを覚えます。
「ランカ、ハッピーエンド編
サヨナラノツバサ」1~2年計画で描いてみたいと思います…。
投稿: 麗花 | 2011年2月28日 (月) 00:56
私も同じ気持ちです。悔しくてたまらない、泣きました…(泣)
あの後付け幼少期はあり得ないです!!!(;;)
今までのアルト・ランカはいったい何だったのか…ううっ
ランカハッピーエンド版を望みたいものです。
日記を拝見しコメントさせて頂きました。
アルランイラスト大好きです!!!!!!
投稿: Tomoe | 2011年2月27日 (日) 17:33