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2010年3月

2010年3月16日 (火)

【「東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える。」 】集会

【「東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える。」 】集会に行ってきました。

やはり、たくさんの方々がいらしていました。
会議室にぎゅうぎゅうで入りきらない位。

まずは、里中満知子先生(漫画家)のお話から始まりました。
憤っている私たちの考えを分かりやすく代弁してくださっているという感じで、石原さんへのチクリとした言葉もユーモアも交えつつ、語ってくれました。
それから、竹宮恵子先生、永井豪先生、etc…
皆さんの言葉はそれぞれうなずけるものばかりで、
それぞれの立場や主張は違えど、「マンガやアニメの規制は許してはならない」のがみんなの総意であるということ、は変わらないのだと実感。



何よりも悪辣だと思うのは
以前【国会】で「児童ポルノ法案」が通らなかった。


国会は二院制で、通りにくい
しかも日本国憲法に
「表現の自由」の項目が有る以上難しい。

ならば、都議会は一院制で
有る意味都知事がOKを出せば通ってしまう。
だから、都条例で通してしまえ!!
…とこの考えがあざとい。
しかも、都条例が承認されてしまえば
地方は「首都が条例化したんだから、うちも…」と
カンタンに全国規模で規制が出来てしまうだろう。
と…そういう根底のもとの都条例だそうです。

だから、以前「児童ポルノ法案」通らなかったじゃない
今回も大丈夫~☆
……と高をくくっているとんでもない。

『今回、通りますよ』
…ということなのだそうです。


少女漫画でも少年漫画でもアニメでも、
みんな何かしらは好きなはず、そのスキを都議会の人に伝えないと
今回はまずいのです。

マンガ、CD、アニメ…消えますわ。


今回、とくに、森川嘉一郎先生(明治大学国際日本学部准教授、ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館展示「おたく:人格=空間=都市」(コミッショナー))が、プロジェクターを使って解説してくれたのは、非常に分かりやすくて、
どんな名作(いいマンガ)を生み出す作家も
闇の部分や、エロ(悪いマンガ)を描くファクターも両立して持っていること、
しかし国、ないし、東京都は
あくまで「いいマンガ」
・ドラえもん、ジブリ、ポケモン
のアニメ国日本として海外に売り出したい
その為に秋葉にくる外国の方々へのアピールを考えてくれ…と森川先生に依頼してきたのだそう。

・「悪いマンガ」エロはないものにしたいわけですね。

けれど、海外のアニメファンの方々が秋葉に来る目的は
同人誌、エロゲ、萌えキャラ…
このこと一つ取ってもクールジャパンの目玉産業としての
アニメ、マンガの何が外国の方々にアピールになっているのかが
日本の権力者、経済をつかさどる方々に全く理解されていないのですよね。


いいマンガ…マンガ大賞を撮る漫画家さんが
メディア芸術大賞をとった後に、
大賞をとった作品よりもより上手い洗練された絵で
エヴァのエロ同人誌(悪いマンガ)を描いている…。
そんなことを解説されながら、分かりやすく解説してくれました。

日本のマンガを支えているのは
アマチュアでマンガ作品を書く世界に類を見ない厚い作家予備軍の層、
そして、これらの作品のおよそ3割(もっと多いと思うんだけど公証)が
エロパロ…。ここから将来のベストセラー、名作を書く漫画家が出てくるわけで、規制をされたら可能性の芽を死滅させるに等しいわけです。

マクロスFの江端さんだってもともとはエロゲを描いてたわけだし、
なるほど…ですよね。



この条例、ただし、小説は規制対象外。(挿絵のあるものは対象)
でも細かいことは
「都条例が成立したら考えます」

でっかく条例だけ掲げておいて、一番大切な細かな部分は
あとでやりいいや~…ってことですね。
とりあえず、条例がとおっちゃったら
「青少年の為に」いいことを成し遂げた!!…という肩書きがつくので
選挙に有利になる。

そのために日本のコンテンツ産業がどうなろうとおかまいなし、
作家の自由性、世界に賞賛されている日本のマンガの魅力を根絶やしにしようとかまわないわけです。


これは本当におかしいです。

もう時間が無いです。

少しでもこのことを広めて危機感を持たないとだめだと思うのです。




終わったあと、そうそうたるメンバーのBL作家の皆さんのお茶に
合流させていただきました…。

私、ペーペー過ぎてめっちゃ緊張でした(=>_<=;)


個人的な、意見&憤りで書いちゃったので、

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2010年3月13日 (土)

明日はJ庭です☆

明日はJ・GARDENです。

いつもとは違ってビッグサイトなので、気をつけないとです。

サンシャインと時間の感覚が違うからこの前はギリギリだったんだよね。(^^;

参加スペースは

L-10a『サルカンドラ』

です。

一回目から欠かさず参加しちゃっているんですが、(^^;

毎回、時間が無くてここ暫くはなかなか新刊を出せません

自分の時間の使い方がまずいのが一番の原因…

だめですね…。

でも、毎回、これだけはやっている…のは、『帰っちゃうの?』ポスター。

これは、また描いていくつもりですので、

ポスターパネルで確認していただけたら嬉しいです~☆

あと、スペースでコミックス『Bard Cage~嗜虐の学院~』のお試し版を

無料配布させていただくので、よろしければ遊びに来てください☆

あと、ちょっと嬉しかったこと、先日、担当さんから連絡を頂いて

『Bard Cage~嗜虐の学院~』のコミックス、まあまあ売れているみたいです

そんな風に連絡いただくの初めてだったから、めっちゃテンション上がりました

なんでも、携帯コミックスの「Handy コミック」の方のBL広告のバナーにもなったみたいなので

もし、パケット料気にしないで良かったらちらっと見ていただけたら嬉しいです。

でもでも、色々まだまだな私ですが、よろしくです。

明日、会場でお会いできたら嬉しいです~☆

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2010年3月11日 (木)

非実在青少年条例!!?

漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1136263&media_id=32

ここのところのあれやこれやで、仕事が遅れ気味で、

日記とかちょっと止めておこうと思ったんですがあせあせ(飛び散る汗)
ちょっと黙ってられなくなりました。

↓これは署名のページです。お友達さんのところからコピペさせてもらいました。
http://hijituzai.ehoh.net/


もう、色々な作家さんや、他の方々が色々書かれていることではありますが、

私もひどくひどく憤りを感じて収まらなくなったので
書いちゃいます。

ありえないでしょ!?この条例!!

もちろん、これって私のお仕事にもろに影響することでもあって
この条例が決まってしまったら仕事がなくなってしまうんだけど…。げっそり
この規制は本当に、日本の文化をぶち壊してしまうかもしれない…
行き過ぎた規制はかえって反動を生むし、
エロマンガ、ゲームっていうのはそれなりに役に立っているのだと思うのです。
それらを読んだり、プレイする事である程度人間の欲求は発散される。
多くの人はそれらのコンテンツを得ることで満足できるのだと思うのです。
悲しいことに、ある一部の人間の犯罪が
ゲームやアニメの影響だと取りざたされて、大きく取り上げられて
結果としてアニメやゲームがよくない…風潮を生んでしまった。
けれど、ホントは統計的にはそれはほんのほんの一部に過ぎない。
事件が大きく取り沙汰される時、いつも槍玉に挙げられるけれど、目を向けるべきは、大量に供給されてるエロマンガやゲームによって満たされ、押さえられているものがどれだけいるか…の方じゃないかな。

起こらないことには世間の目は向けられないけれど、ホントはものすごーく
大きいことなんだと思う。

規制された場合、押さえられていたものの捌け口がなくなって、かえって反動が起こるかもしれないのに。


元来、昔から芸術にはエロティックなものは欠かせない。
音楽、絵画、演劇、昔は規制されていた物が今になって優れた芸術として残ってる。

新しい、文化、芸術として可能性を持つ新しいコンテンツである
アニメ、マンガ、ゲーム…これらを規制しては絶対だめだと思うのです。


ええい!!

石原さん、音楽で予算をばっさり切って、今度はこちらを攻撃ですか!?

上に、署名のURLを載せたのですが、署名だと間に合わないかも知れない

…そうです。

直接お手紙がいいとか…。

こちらは有る作家さんの日記で、

条例を成立させない為の活動として転載して下さい…と書かれてあったので

載せさせて頂きました↓

-------以下転載-------

都議会議員の一部(←要するに民主党系列)に、メールを送ったと書きましたが。

……なんとある事務所の方から、いきなり電話が!

どこかは明かさないでください、とのことですが。なんと事務所で対応してくれたその人が、オタクだそうで。
「ライトノベル作家さんからの声を初めてもらいました!」
とかなんとか。

で。
どうもその人が、今回の件について、反対派の中の一人だとゆーことで。

……これがちょっとややこしいんですが。そこの議員としては、スローガンを「子供がうんぬん」と掲げている以上、議会で反対がしにくい。
しかし、本心は反対である、と。

そこで、
「とりあえず民主党の都議会議員に、メールではなくて、『封書』『ハガキ』で反対の意思を送りつけるのが効果的」
とのアドバイスをいただきました!

(※メールではダメだそうです。というのも、現在どこもメールが大量に届いていて、対応しきれないようで)

そして、実際に仕事をしている作家側の意見は、「ペンネーム」「メールアドレス」「住所」といったものに加えて、「個人ブログのアドレス」「出版社の名前」をそえると、さすがに無視できなくなるようです!

ただし、最も効果的なのは、やはり都内在住の方が「その選挙区の議員」に封書、ハガキを出すこと、だそうで。
(※封書の方が重みがあるそうです)

それ以外の方は、『民主党都議会議員』のサイトをチェックして、
「二期、三期当選の若手議員」
に送るのが、理解されやすくていいとのこと。

幹事長といった役職の人も、もちろん力があるのでいいそうです。

さらに……裏情報として。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/number021.html

↑この人は「規制推進派」なので、意見送っても無駄、だそうです。こっそり教えてくれました。

……知らんかったから、メール送っちゃったよorz

とにかく、以上のような状況です!
「ぜひ広めておいてください。あと9日くらいしか時間がないので!」とのアドバイスですので、もしよければこの情報を作家さんの中で転載し、どうぞ広めてくださいませm(_ _)m

また、それとは別の議員さんから、メールの返信をさっそくいただきました。
「自分のような若い議員は反対だが、長老議員の中には『投票率の低い世代からの意見』としか捉えていない人もいる」
とのこと。

しかしこのように、きちんと意見を返してくれる方もいるので……ちょっとがんばってみましょう!

↓議員リスト。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/electoral_zone.html

---以上転載---

私も、お仕事一段落したらお手紙書いてみようかと思います。



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