いよいよ当日。1日だけのオーケストラですが、
結果だけ言っちゃうと……。
ホントにオケって楽しかったです。
この1日だけオーケストラ。「ソク・オケ」は今回で3回目なそうなんですが、
午前中は今までのソク・オケの指揮をやって下さっていた音楽家の方に指揮をして頂きました。
やっぱりいっぱい落ちちゃったり入れなかったりしたんですけど、
オケ、で弾くと一人で練習していたのとは全然違う音の厚みとか
皆で「弾く」「作り上げて行く」…という間隔がものすごくありました。
これはそれこそ、フジミに書いてあったり、
矢部さんがオケについてインタビュー等で語っていたりするのを読んだりして
言葉では知っていたんですが、「感覚」「身体」で実感しました。
そして「ブラームス1番」のアナリーゼ。
はっきり言ってなんとなくは分っても意味が分からない専門的な言葉のてんこもりでした!!
そして、大澤先生の音楽への研究、理解の深さに感嘆するばっかりで。
なにしろ1時間弱のアナリーゼだったんですが、時間延長しての講釈。
ピアノを傍らに時折弾きながらのお話はとても面白くて、時間の長さは気にならなかったのですが。
「ブラームス1番」を語るには8時間あっても足りない…という先生の言葉にはホントに
「すげぇ〜〜!!!!」
でした。
なんとなく、わかったのは
「ブラームスはスゴイ!!」ということ。
…それはねなんとなく、私もそうかなって思っていたんですケド。
だってね。お教室の発表会で曲選ぶ時でもベートーヴェンやモーツァルトはすんなり(…でもないけど(^^;)選べても。ブラームス…となると、「その曲の深さは物凄いから、どうだろう」…っていうことになってどうしても手が出ない…。
ですが、こうやってこの音があるから(ブラームスは)凄い!!
…と解説されると、
なるほろ…となぜ凄いのかがおぼろげながら分ったような気になるそこの浅い麗花でありました。
そして、午後…。
指揮者の茂木先生が入って来た途端、
ピーーーーーン!!っとはりつめる室内。
そして、第一楽章を振り降ろして、一回通させた後、
(初心者OKのオケの筈なのに(^^;))音を外した人は、独りずつ弾かされたり、繰り返されたりしつつ、
みっちり第一楽章をしぼられました。
でも、すごいのはホントに音がどんどん変わって来て、
まさにフジミの第1話「寒冷前線コンダクター」の桐ノ院の登場宜しく
…というか、まさにそのシーンのようでした。(茂木先生の方が解説を分りやすく、時にはのだめな話題も入れて講釈して下さいましたが)
第一楽章だけなのかな…と思ったら時間ギリギリまでで全楽章やり終えて、
ただ通して弾くまでは出来なかったんですが、初めて顔合わせた人たちなのにこんなに出来るんだ!
…と言うのがホントに感動でしたです。
しかも途中には主催の方宛に
二宮知子先生から「こんなオケが開催されてとても嬉しい」旨のメールまで届いて吃驚でした。
…つか、茂木先生が指揮振りに来て、大澤先生がアナリーゼに来て
フジテレビが来てないのが不思議なくらい豪華なイベントですよね。(^^;)
二宮先生は聴きに行きたいけど仕事が手一杯で行けないとのこと……(><;)。
同じ漫画家は漫画家でも仕事振り切ってここでヴァイオリン弾いてるアホウもいる…と、
心の中で冷や汗と共にこっそり呟いて。
でもホントにものすごーーーく充実した日でした。
オケストラも初めてなのに
2ndのトップにして頂いたのも何もかも初体験で
今日はくらくら〜でしたです〜。
わーーホントにオケ入りたくなっちゃいました。
…とかいってたら別のオケからお誘い頂いちゃいました。
入れるかな〜。
フジミにハマってから「オケに入ろう」…と密かに目指していた(ささやかな)野望の第一歩でした。
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